2015年11月23日月曜日

世界経済の破断界を読んで  筆者 若林栄四

日柄においては彼の右に出る人はいないでしょう。
黄金分割を用いた分析を最近は理解できるようになってきました。
理解できるといってもそれはなんとなくでしかありませんが(笑)
それでもそれでも人間が黄金分割が好きなことには変わりありません(笑)
歴史が証明している!!

だからこそ彼のロジックにうなずいてしまう。
そして当たっていることも多々あった。外れているものあるが。

なによりも大胆に相場を予言しているのが素晴らしい!!
どこぞの毎回同じことを言い放つ奴、ほとんど変わらない内容の本を出版して印税をもっていく奴とは全然違っている。その点において彼は尊敬に値する!!


それでは彼の今回の出版作である本の内容を備忘録として残しておこう!!





アメリカ株式
・アメリカは60年インフレサイクル
 前回インフレトップは1981年であるから、次回トップは2040年
・アメリカは40年金利ピーク・ボトムサイクル
 ただし、インフレサイクルと金利ピーク・ボトムサイクルのときは異なる展開となる
 前回金利ピークは1981年であるから、次回金利ボトムは2022年
 正確には2022年3月が金利ボトム(40年半サイクルによるもの)
・今回のアメリカ株は2015年6月にピークアウトしている!!
 1974年12月の40年半は2015年6月で162四半期となる。
 NYダウ:2015年5月19日18,351ドル
 S&P500:2015年5月20日2,134
 ナスダック:2015年7月20日5,231(ITバブル頂点から62四半期、15年2四半期となる)
2015年6月NYダウがピークとした場合、2016年第4四半期から2017年第1四半期がボトム
 2016年第4四半期は住宅バブル崩壊後安値NYダウ6469ドルから31四半期、7年3四半期となる


2015年12月までのおとなしい下落(10%~20%)に見せて、市場参加者を安心させた後、2016年   第1四半期に石油ショックに匹敵する強烈なデフレの波に襲われることになる。

2016年第4四半期から2017年第1四半期にかけて起こる株価下落はQEバブル破裂の決算である
株価の調整は2016年第4四半期に50%、日柄の調整は2024年第3四半期(31四半期)まで。


日本株式
・日経平均は6,994円でボトムアウトしている
・2017年1月(第1四半期)がボトムで14,500円、10,000円も見ておく必要はある。


ドル円
・ドル円は16年サイクルトップ
・15年6月125.86円、過去の相場から5四半期で20%下落だと100円、30%だと88円。
・筆者はその中間25%下落で93円を2016年第3四半期にトライしに行くとの予想。
 ただし、トリッキーな相場展開のときは2017年まで底打ちが延びるだろうとのこと
・2012年2月76円をボトムに162ヶ月後2025.8月にドル円は高値を見る展開か(日柄当て嵌め)

日本/長期金利
・2016年長期金利が上昇し始めるが、欧米のデフレ本格化により軽微な影響にとどまる


ユーロ
・デフレとユーロ高のスパイラルに陥る
・2016年第4四半期にユーロ/ドル1.0に絡む安値をみて急騰に転じる


中国
・中国共産党危機の時間帯は2021年~2023年
 中国共産党結成1921年から100年
 ソ連崩壊(ロシア革命)から74年後にあわせ、中華人民共和国建国から72年(72年は黄金分割)
・2016年4月にもしかすると上海総合指数は1100ポイントまで下落することもありうる
・1989年(天安門事件)-2005年株価指数底値-2021年(16年周期)株価底値か







今回の感想としてはここまで大げさではないが、現在、景気ピークであり、大幅な調整がおきるのではないかというのがメインシナリオであり、強烈なデフレは想定外であり、シナリオ外であったので購入して良かった本だ。

そのメインシナリオでの大幅な調整というのはおおよそ筆者と同じ思いであるが、その思いとは裏腹にまたしてもキャッシュポジションを高くするはずが、どんどんロングのポジションが増えている。
そんなんであれば利益確定しなくても良かったはずで、このままだと往復ビンタを喰らいそうである。

NYダウ、NK225、ドル円、ユーロドル、中国は想定しているが、ここまで理論的に説明できない。
所詮、私は素人で感覚的にそうなんだろうと思っている。
実は、筆者に感化されてそう感じているだけかもしれませんが(笑)

更に今の相場で感じているのは、下落相場入りしているかと思いきや、日経平均はいわゆる元切り下げからのチャイナショックの下落起点を上回って推移しているのに違和感を覚えてならない。

そんな状態にも関わらず近視眼的に株を購入しているのが信じられないが、現実である。


来年の相場がどうなるか、若林栄四氏の読みが当たるのか、自分の相場観が当たるのか、いずれにせよポジションを多く持っている私としては相場が上昇してくれるのが好都合だ(笑)

尚、本文を引用しているが、間違っているかもしれない。悪しからず(笑)

是非みなさんも読んでみて下さい!



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