2015年10月31日土曜日

そーせい NVA237およびQVA149がFDA承認!!!

ようやく念願のFDA通過。

わたしもそーせいに携わってから4年になりますが、ここにたどりつくまで長かった。

どれだけのFDAからの注文があり、とんでもない下方修正による株価暴落により心労を重ねたことか。


これについては感慨深いものさえあると言いたかったが、あまりにもFDA承認が遅すぎて、
もはやなんとも思わないでいる。

遅い!遅い!遅すぎるのだ。

この間、一体どれだけの機会損失をしたことか・・・。
しかし、一方でこのFDA通過でFDAのドラックに対する厳しさが理解できたのは、これからバイオ、医薬品に投資するのにはよい経験を積めたと思う。


このFDA通過により、そーせいはようやくNVA237とQVA149の果実を完全に手にすることができ、ヘプタレスのパイプラインに投資できるのは大変喜ばしい。

ただ投資家としては、期待していたキャピタルゲインに届かなかった。
NVA147もQVA149も想定より売上が少ないように感じている。
公募増資を2回も実施し、現在、株価4,320円、時価総額700億円と期待していた株価には届いていない。
アメリカもヨーロッパと同時に承認となれば、新薬の期待値は高く、もっと株価は順調に推移したのではないだろうか。

ヨーロッパと日本を中心とした売上高合計の推移から考えるとアメリカもそんなに期待できない。
ようやく1,000億円のブロックバスターになる程度で、アドエア、スピリーバのようなモンスター薬とはなりえない展開。

認知度があがると販売数は飛躍的に伸びるとあったが、現在のところそうはないっていない。
いくら為替の影響があったとしてもこの売上推移ではアメリカに中国が加わったとしてもメガブロックバスターは期待できない。

それでもFDA通過し、計画が予定通りに進んでいることには違いなく、12月に実施されるであろうQVM149の第Ⅲ相入りが報告されれば、夢に描いた喘息対応となる。

問題は、このIRでストップ高が剥がれて4,320円(前日比+435円、+11.20%)の展開。
待ちわびたFDA承認申請が今年年明けの受理によって、FDAの承認はほぼ間違いないと感じたので、今回のIRは当然、当たり前、折込済みだから、いつものそーせいのように無反応、ストップ高からの強烈な陰線かと思いきやそうでもない。やはりFDA通過によるアメリカ市場にウルシーが投入される意味が大きいと投資家は判断したんだろう。


では次の展開はどうなんだろう。QVM149はすでにIRされている。分からないのはマイルストン。販売時期等はある程度予想が付く。中期経営計画には織り込んでいないが、M1導出延期濃厚で上方修正は期待できない。となればチャート的には買いかもしれないが、やはり我慢してHOLDが良いと判断している。

中間決算、A2A、M1、QVM149と中期計画との乖離。
これにFOMC等外部環境の変化。
投資家はどう判断するんだろう。

今回のFDA通過で思ったのは、バイオはリスクの割にはリターンが合わない!!!

とんでもなく上下に動くこの株は疲れるし、違う株式に投資してもさほど結果はそう変わらなかったと思う。それに承認申請の時期の世界情勢、大型株に資金集中するとき等外部環境が良くないときは、ようやくたどり着いた果実が小さいものになってしまう。
でも本物にとんでもないfirst in classの新薬であれば外部環境なんてものは関係ないのだろう。

抜群の投資センスを持ち、材料による売買が上手な人でないと大きなポジションをとるのはやめておいたほうが良いと思うが、そーせいの魅力・魔力に取り付かれてまたもどこかで大きなポジションを取るであろう自分に警告すためこの一文を書いておこう。





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